PDは目の水平位置を示す測定値でフレームサイズそのものではありませんが、フレーム中心間距離とPDの差が大きいほど必要な偏心量や未加工レンズ径が増えることがあります。
01 · PD
PDは目の水平位置に関する情報です
PDは瞳孔間距離に関係する測定値で、両眼PDと左右を分けた単眼PDがあります。
各レンズの中心設定には単眼PDの方が直接的で、累進レンズのように左右眼を個別に精密に合わせる場合は特に重要です。
近用PDは遠用PDと異なることがあるため、用途とレンズ種類に合う測定値を使います。
02 · FRAME PD
フレームにも幾何学的な中心間距離があります
ボクシングシステムではA寸法とDBLを足した値を、フレームの幾何学中心間距離、GCDまたはframe PDとして比較できます。
これは装用者のPDではなくフレームの幾何構造を表す値です。
フレーム中心間距離と装用者PDの差は、必要な水平偏心量を見積もる助けになります。
03 · DECENTRATION
レンズ基準点は必要な位置へ偏心します
装用者の単眼PDがフレームの幾何学中心より内側にある場合、必要なレンズ基準点もそれに合わせて内側へ配置します。
左右対称の単純なケースでは、frame PDと装用者の両眼PDとの差の半分が1枚あたりの水平偏心量の目安になります。
実際の注文では単眼PD、プリズム処方、レンズ設計など個別条件を基準にします。
04 · HIGH PRESCRIPTION
高度数ではフレームサイズと偏心がより重要になります
フレームが必要以上に大きい、または中心間距離の差が大きいと、より大きい未加工レンズ径が必要になることがあります。
強度近視では大きい有効径と偏心が外周厚や重量を不利にします。
強度遠視でも必要径とレンズ設計によって中心厚や重量条件が変わるため、プラスとマイナスを同じようには扱いません。
05 · FRAME CHOICE
PDだけでフレームを決めるわけではありません
フレームはブリッジ、顔幅、レンズ形状、用途、デザインも一緒に合う必要があります。
PDは重要な光学条件ですが、フレーム選択の唯一の基準ではありません。
まず安定してフィットするフレームを選び、その最終装用位置で必要なレンズ測定を行うことが重要です。
SOLUTION GUIDE
対処法まとめ
単眼PDとフレーム中心間距離を比較します。
PDだけでなく必要レンズ径とフレームサイズも一緒に見ます。
単眼PDと実際の装用フィッティング高さを測ります。
PDより先にブリッジ、幅、テンプルの基本適合を確認します。
GLANOS FITTING CHECK
GLANOSフィッティング確認順序
- フレームフィッティング
前面部 → 鼻パッド/ブリッジ → 左右幅 → テンプル曲げの順で安定させます。 - 単眼PD
左右の目の実際の水平位置を測ります。 - フィッティング高さ
必要なレンズでは実際の装用状態で測ります。 - レンズ選択
処方、必要径、フレーム条件を一緒に考えます。
CAUTION
PDが同じでも同じフレームが全員に合うわけではありません
PDは目位置の一つの情報です。顔幅、鼻形状、フレーム構造、レンズ設計が違えば、同じPDでも適したフレームは変わります。
GLANOS EYEWEAR
メガネの不快感には理由があります。
PD · 単眼PD · 瞳孔間距離 · frame PD · GCD · 偏心 · レンズ中心 · メガネサイズ · 高度数メガネ
